青汁は健康的な飲み物で毎日飲むとかなりの栄養素を摂取することができる飲み物である。というイメージをお持ちの方が大半かと思います。しかしその一方で、青汁は飲んでも効果が無いという口コミも見かけます。
では実際にはどちらが本当のなのか。今回は、そんな実際に効果がないと言われている青汁の本当のところを解明していきたいと思います！
巷でよく聞く青汁の効果
青汁は様々な効果があることで知られていますが、よく耳にすることの多い効果を以下にまとめてみました。
野菜不足の解消
日本人は、老若男女問わず野菜不足が深刻な問題となっています。厚生労働省のデータによれば、1日の野菜の摂取目標は350gです。40代以下の世代では、1日平均100g程度の野菜が不足しています。
青汁であれば、1日1〜2杯程度の摂取で野菜の不足量を補えます。
引用元：erabo｜青汁のおすすめ人気ランキング
青汁にはケール、大麦若葉、よもぎ、明日葉などが原料になっていることが多く、普段摂取しにくいさまざまな栄養素を摂取することができることは間違いありません。
便秘解消
便秘は様々な理由から起きる現象ですが、その1つに食物繊維の不足という原因があります。
食物繊維は便をやわらかくして排便をスムーズにしたり、便量を増やして排便を促したりする効果に期待することができるので、食物繊維を多く含んでいる青汁を飲むことで腸内環境が整い、便通改善に繋がります。
美容のため
青汁には多くのビタミン成分も含まれていることで知られていますが、特にビタミンCとビタミンEが多いとされています。その為、特に女性の方が美容・健康の為に重宝する理由も分かります。
ビタミンC：抗酸化作用が強く、血行促進や新陳代謝を活性化
美容効果の高いビタミンの2種類となっています。
ビタミンE：色素沈着の予防・肌にハリを与えてくれる
生活習慣病対策（血圧、コレステロール）
青汁には生活習慣病対策にも効果が期待できると言われています。
それも青汁にはβカロテンという成分が入っていることから、ビタミンAとなって動脈硬化を予防する効果が期待できるだけではなく、先程もご紹介したビタミンEには強い抗酸化作用をもっているので、血管や細胞の代謝を活発にする働きが期待できます。
このように生活習慣病やコレステロール値を気にしている人向けにも、現在はトクホ青汁なども展開されており、効果の期待値が高い製品などのバリエーションも豊富になってきています。
青汁を飲んだ人の意見を紹介【口コミ】
実際に青汁を飲んだ人がどんな効果を実感しているのかというリアルな口コミを以下でご紹介しています。
良い口コミ
青汁は食物繊維が豊富なことから、腸内環境が整うという効果が期待できます。もちろん個人差はありますが、特にトクホに分類されている青汁などであれば高確率で効果が実感できるように思えます。
また、青汁単体でも効果は期待できますが、ヨーグルトなどと混ぜて食べることで、乳酸菌も摂取できるので、腸内環境も更に優れます。
悪い口コミ
実際にネガティブな口コミもあり、青汁を飲み続けても効果を感じないという声もあるのも事実。中には栄養士の方からの意見も含まれていました。
実際に青汁は短期的に効果が現れるものではなく、継続して毎日飲むことで効果を実感できると言われています。また、自分がどんな効果を求めているのかを明確化することが重要です。それでないと、実際は効果が出ているのに気づかないといったケースも少なくありません。
青汁の主な栄養素
青汁はバリエーション豊富な栄養素が含まれていることで有名ですが、実際に主な栄養素としてはどういった効果があるのか、身体に必要な栄養素は満遍なく青汁で摂取することができるのでしょうか？
普通に野菜を食べたほうが効果的
実際に青汁は、製造段階で野菜本来の成分の大半を捨ててしまうということから、青汁のみで完全に野菜不足を補うことは難しいと言われています。
もちろん野菜をそのまま食べることの方が効果的というのは間違いありません。しかし、1日に必要な栄養素を摂取する為には大量の野菜を食べなくてはいけません。
そのことから、野菜も食べつつ青汁で不足している野菜の栄養素をカバーする方法が1番効果的なのです。
おすすめは大麦若葉の青汁
ケールなどは苦くて不味いと感じてしまう人も多いのですが、大麦若葉は、栄養素が詰まっているにも関わらずとても飲みやすく人気のある原料です。そのことからも、大麦若葉を使用した青汁がおすすめです！以下は大麦若葉の特徴となっています。
高血圧・高コレステロールのケア
出典：アジア植林友好協会が提供する青汁の情報サイト
生活習慣病のケア
便秘解消
ダイエット対策
栄養補給
効果の低い青汁の種類を紹介
以下では特に効果の低いと言われている青汁の種類をご紹介しています。理由としては、製法の際に栄養素を捨ててしまっていることが多いからだとされています。
コールドプレス青汁
コールドプレスは製法として繊維を取り除き、素材の水分だけを採取するという製法になっています。
食物繊維が少ないので、特に食物繊維を重視している人にはおすすめできない製法とされています。
しかし素材を熱や空気にさらすことが無いため、栄養の劣化が遅く、酵素も壊れにくいというメリットも存在します。
低速でゆっくり葉を絞り、加工温度を上げずに低温でつくりあげるということから、食物繊維は少なくなってしまいますが、栄養素がないわけではありません。
食物繊維は取り除かれますが繊維がない分、胃腸への負担が少なく消化へのエネルギーを抑えることができるので、糖質を抑えたい方にとってはおすすめな製法となっています。
粉末青汁
一番王道な形状タイプでもある粉末タイプですが、飲みやすく改良されているということから「添加物が主体」「甘味料も添加」というネガティブ要素があります。
もちろん商品によって異なってくるので、添加物がなるべく少ない粉末タイプを選んでおけば問題ないでしょう！甘みや香りにこだわりすぎている粉末タイプの青汁は特に注意です！
冷凍青汁
冷凍青汁は基本的に商品カテゴリは清涼飲料となっています。清涼飲料は、加熱殺菌されることが義務付けられているため、加熱殺菌時に多くの栄養素が失われてしまうのです。
熱で栄養素を捨ててしまっていることもあるので、求めている栄養素ほど多くの栄養成分を摂取できない可能性があります。また、冷凍といえど結果的に解凍して飲むことになります。
効果が高い青汁は生青汁
生青汁と呼ばれる青汁は、手を加えることなくそのまま飲めることから栄養素をしっかりと摂取できる為非常に魅力的に感じる人も多いことでしょう。
ただ、生ということもあり、野菜をそのままミキサーにかけて作る必要があるので、少々手間やコストがかかってくること、味に関しては青汁のような飲みやすさはないということを覚悟した上で試してみましょう！
生青汁以外で質のいい青汁の選び方
作る手間を考えると生青汁を続けていくのは難しい。と考える人の方が多いでしょう。そんな時にはメーカーが販売している青汁を購入することになるのですが、以下のポイントを確認しながら品質の高い青汁を選ぶことがおすすめです！
①国産の野菜を使用している製品であるか
②農薬を使っていない原材料を使用しているか
③国内工場で品質管理されているか
④添加物なしで野菜100%使用しているか
⑤栄養素は満足いくほどに含まれているか
⑥期待できる効果に特化しているか
⑦コレステロール値を気にしている場合はトクホ製品であるか
効果が半減する青汁の飲み方
青汁を飲んでいるのに効果が実感できない。という方はもしかすると以下のような効果が半減してしまう飲み方をしてしまっている可能性もあるので、ここでチェックしてみましょう！
お湯で粉末タイプを溶かす
粉末タイプの青汁はお湯で溶かしてしまうとビタミンが消えてしまうのでNGです。
しかし冷たい青汁は苦手、暖かい青汁を就寝前に飲みたいという人もいらっしゃると思います。そんな時には沸騰させたお湯ではなく、ぬるま湯を使用することで効果を軽減せず摂取することが可能です。
カフェインやカテキンと同時に摂取
青汁には鉄分が含まれています。しかし、カフェインと同時に鉄分を摂取すると鉄分の吸収を妨げてしまうことから紅茶やコーヒーなどと混ぜ合わせて飲まないようにして下さい。因みに濃いめなお茶にもカフェインは含まれているので注意です。
毎日継続して飲まない
青汁は短期的な摂取ではなく、継続して飲み続けることが必要です。できることであれば商品のパッケージに記載のある適量を毎日摂取することで、効果が期待できます。
なので数日空けて飲んだり不定期な摂取はおすすめできません。毎日飲むことが重要です。
飲むタイミングは自分の好きなタイミングで問題ありませんが、朝起きてから、寝る前、食事の前などは特におすすめです。
まとめ
青汁は健康的に良い飲み物だということは間違いないと断言できるのですが、青汁だけで健康を維持できるのではなく、あくまでも健康をサポートする飲み物だということです。
全く野菜を食べない人や日々食生活が偏り過ぎている人などは青汁を飲んでも効果を実感することができない可能性も低くありません。
なので、健康的な生活を送りながらプラスして青汁を飲むことで、実感できるものだということを忘れないで下さい！
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