青汁が肝臓に悪いって本当??

青汁豆知識

健康食品の代名詞とも言っても過言ではない青汁。最近では、元々栄養価の高い青汁に乳酸菌や酵素、ビフィズス菌やキトサンなど、人間が健康になる為により多くの栄養素が配合されているものも多く存在します。

しかし、そんな健康的な青汁が「肝臓に悪い」という噂を耳にしました。
肝臓は、非常に機能が多い臓器で、人間においては最大の内臓とも言われたりしています。代謝や排出、解毒や胎児の造血、体液の調整や消化など、500種類以上の働きをすると言われます。

しかも、肝機能は人工装置によって全面的に補うことは、現在の医学では不可能です。
健康のために青汁を飲んでいるのに、肝臓が悪くなってしまえば本末転倒ですよね。この記事では「青汁が肝臓に本当に悪いのか?」を解説します。

青汁の飲み過ぎは肝臓に悪い?

結論から言いますと、青汁自体は肝臓に悪くありませんが、病気などで肝臓が弱っている人や飲んでいるお薬などによっては注意が必要です。場合によっては医師に相談した方がいい場合もあります。
ただ、稀なケースを除くほとんどの人にとっては、青汁はむしろ逆に肝臓の機能を高める効果があります。

青汁には、多くのビタミンが含まれています。その中でも、脂溶性ビタミンというカテゴリに入るビタミンであるビタミンAとビタミンEは肝臓に貯蔵されます。そこで取り過ぎると肝臓に負荷がかかります。

また、カリウムや鉄などのミネラルも多く含まれています。青汁を飲みすぎると、カリウムや鉄などの分解をする肝臓の機能が摂取量に追い付かなくなり、肝臓に負担をかける場合があります。以上が青汁は肝臓に悪いと思われる理由です。
しかし、ビタミンAは皮膚や粘膜を健全な状態に保つなどの役割があり、ビタミンEは強い抗酸化作用や赤血球の溶結の防止の役割があります。カリウムは体内の水分バランスを保つ役割があり、鉄は体内に酸素運搬をするなどの役割があります。

いずれも不足すると健康とは言い難くなります。人間には必須栄養素ですが、取り過ぎると健康な人の肝臓も疲れてしまいます。普通の人は飲み過ぎず、定量を守れば問題ありません。

むしろ適量であれば、肝臓のアルコール分解機能向上や、バランスの良いビタミン摂取による肝機能向上、脂質の減少による肝臓がんの抑制など、肝臓の働きを助けて健康的な効果が得られます。

以下にあてはまる方は注意が必要

  • C型肝炎などで肝機能がそもそも弱い人 ・腎不全などの腎臓疾患がある人
  • 血液サラサラの薬であるワーファリンを飲んでいる人
  • 青汁の原材料の中にアレルギーがある人

C型肝炎などで肝機能が弱い人は、肝臓にビタミンAやビタミンEが貯蔵されやすくなります。肝臓の働きが悪い為ミネラルの分解が追い付かなくなり、肝臓に負担がいくのです。
腎不全などの腎臓病を持っている人は、カリウムの排泄がうまくいかず、その結果、体の電解質や水分のバランスがとりにくくなるため、健康に害をもたらします。

脳梗塞や心疾患などに対して処方される、血液サラサラの薬であるワーファリンは、ビタミンKが多いと、作用がうまく機能しなくなり、血液がドロドロのままになる可能性があります。
上記のような理由があれば、青汁は飲まない方がいい場合もあります。必要な方は医師へのご相談をお勧めします。しかし、そうでない方で適量を守れば、青汁は肝臓も含め健康をサポートする心強い味方になります。

肝臓の悪い人が控えた方がよい食品とは

では、「健康な人でも肝臓に悪い食品」も調べましたので、参考にしてください。
血液検査で肝機能の正常値を示すのは「AST」、「ALT」、「γ-GTP」が主です。それらの数値を異常にする食品を紹介します。

アルコール類

これは有名ですね。アルコールは肝臓で分解されます。そこでアルコールを摂取しすぎると、肝機のアルコール分解機能が追い付かなくなり、肝臓に負担をかけます。

お菓子やジュース

お酒やジュースなどの「糖質」と「脂質」が高いものを摂取しすぎると、肝臓にたまる脂肪も増え脂肪肝を引き起こす可能性が高まります。お菓子類には糖質と脂質が同時に高いものもあり、ジュースも高糖質なものがあるので注意が必要です。

ごはん・パン・麺類などの炭水化物

ご飯やパン、麺類などの炭水化物には多くの糖質が含まれます。しかし、炭水化物は人間のエネルギー源に一番なる栄養素と言っても過言ではありません。しかし、取り過ぎがちなのも事実です。炭水化物は控えめにとる必要があります。

脂身の多い肉類や揚げ物

脂質が高い食べ物も、おかしやジュース同様に肝臓に脂肪がたまり、脂肪肝を引き起こす可能性が高まります。

塩分が多い食品

実は、塩分摂取量が多いと、それもまた脂肪肝を引き起こす原因になると言われています。なので、カップラーメンなどの塩分が高い食べ物は、食べ過ぎに注意が必要です。

青汁は脂肪肝に効果がある?

脂肪肝とは幹細胞内に中性脂肪を主とした脂質や糖質が以上に蓄積した状態です。肝臓疾患を引き起こす原因になります。倦怠感や食欲不振などの症状がみられ、ひどくなると肝硬変や肝がんを引き起こします。

じつは青汁には脂肪肝の改善効果が期待できます。青汁にはスルフォラファンという成分が含まれ、スルフォラファンは、ケールやキャベツ、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物に含まれています。
このスルフォラファンは肝臓の働きである、解毒や抗酸化、抗炎症などの機能を高め、肝機能を高める効果があると言われます。また脂肪分を分解する働きもあります。

肝臓は脂肪を分解する働きもします。その働きの助長をしてくれるのがそのスルフォラファンです。このスルフォラファンは注目されている成分で、様々なサプリメントも発売されています。
また、酵素も脂肪燃焼の代謝を促すため、脂肪肝の予防に繋がります。青汁にはこの酵素も含まれていますが、酵素をさらに配合した青汁は、健康にプラスして脂肪肝予防に特化した青汁とも言えます。青汁は脂肪肝に効果が期待できますので、安心して飲んでください。

まとめ

  • 青汁は肝臓に悪いわけではない。ただ、病気などで肝臓が弱い人は注意が必要。むしろ、ほとんどの人にとって青汁は肝臓機能をサポートする。
  • 肝臓に悪い食品は、アルコール、お菓子やジュース、炭水化物、糖分や脂質、塩分が多い食品。とりすぎに注意が必要。
  • 青汁にはスルフォラファンという成分があるため、脂肪肝に効果が期待できる。酵素もプラスされると、より効果が高くなる。

青汁が肝臓に悪いということはありません。ただ、人によっては気をつけないといけない場合があるというだけです。

例えば、胃潰瘍を持つ人は牛蒡やキノコ、海藻類などの食物繊維を多く含む食品は消化がされないため、避ける必要があります。腎機能に障害がある人は、生の野菜や果物はカリウムが多い為、避ける必要があります。

青汁も同じく、持病やアレルギーなどによって注意が必要というだけです。心配な方は、医師に相談してください。しかし、注意する必要のない人は、健康のために青汁を飲むのはおすすめです。
ただし、飲みすぎるとお腹が緩くなったり、肝臓にビタミンAやビタミンEが溜まりやすくなったりしますので、適量を守って摂取するのがよいでしょう。

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